
アジフライの作り方
釣ったアジを背開きにして、サクッとふっくら揚げるコツ
釣ったアジで作るアジフライの作り方をまとめます。フライ用の背開き、下味と臭み抜き、衣がはがれないつけ方、油の温度と揚げ時間、タルタルソース、冷凍の仕方、失敗の原因と防ぎ方まで。
アジフライは、釣ったアジのおいしさがいちばん伝わる料理のひとつです。釣ったその日のアジを背開きにして揚げると、衣はサクッと、身はふっくらとやわらかく仕上がります。
この記事では、15〜20cmのアジを使ったアジフライの作り方を、開き方・下味・衣のつけ方・揚げ方の順にまとめます。開き方の細かい手順は、アジのさばき方の「フライ用の背開き」で図と動画を使って説明しています。
結論:おいしいアジフライの5つのポイント
ポイント | すること |
|---|---|
開き方 | 背開きにして、腹骨と小骨を取る |
下味 | 薄く塩を振って10分ほど置き、出た水気を拭く |
衣 | 小麦粉は薄く、卵、パン粉の順に。パン粉は軽く押さえる |
油の温度 | 170〜180℃。入れたら触らずに待つ |
揚げ時間 | 2〜3分。きつね色になったら引き上げ、立てて油を切る |

材料(2人分)
材料 | 分量 |
|---|---|
アジ(15〜20cm) | 4尾 |
塩・こしょう | 少々 |
薄力粉 | 大さじ2〜3 |
卵 | 1個 |
パン粉 | 1カップほど |
揚げ油 | 鍋の深さ3cmほど |
付け合わせに、キャベツの千切りとレモンを用意します。ソース・タルタルソース・醤油など、好みのものを添えます。
アジを背開きにする
アジフライは、背から開いて1枚につなげた「背開き」にします。尾を付けたまま開くと、揚げたときに形がきれいに残り、手で持って食べやすくなります。
- 下処理をする:ウロコとゼイゴを取り、頭を落として内臓を取ります。腹の中の血合いを洗い、水気を拭きます。
- 背から開く:背から中骨に沿って包丁を入れ、腹の皮1枚を残して開きます。
- 中骨を外す:裏返して中骨の下に包丁を入れ、尾の付け根で切り離します。
- 腹骨と小骨を取る:腹骨を薄くすき取り、真ん中の小骨を骨抜きで抜きます。

小骨は、指で身をなでて当たる所を探すと見つけやすくなります。揚げると骨はやわらかくなりますが、小さな子どもが食べるときは、ていねいに抜いておきます。
下味と臭み抜き
開いたアジに、両面から薄く塩を振り、10分ほど置きます。表面に水気が浮いてきたら、キッチンペーパーでしっかり拭き取ります。この水気と一緒に、生臭さが抜けます。
揚げる直前に、軽くこしょうを振ります。塩をしてあるので、こしょうだけで十分です。
衣のつけ方:はがれないコツ
衣は、小麦粉・溶き卵・パン粉の順につけます。
- 小麦粉を薄くつける:全体に薄くまぶし、余分な粉ははたいて落とします。粉が厚いと、衣が身からはがれやすくなります。
- 溶き卵にくぐらせる:身の両面と、開いた内側までつけます。
- パン粉をつける:パン粉を全体にのせ、手のひらで軽く押さえてなじませます。

衣をつけたら、5分ほど置いてから揚げると、衣がなじんではがれにくくなります。
揚げ方:油の温度と時間
- 油を温める:鍋に深さ3cmほどの油を入れ、170〜180℃に温めます。温度計がないときは、乾いた菜箸を入れて、細かい泡がすっと上がってくれば目安の温度です。
- 身を下にして入れる:開いた身の側を下にして、鍋のふちから静かに入れます。一度にたくさん入れると油の温度が下がるので、2〜3枚ずつにします。
- 触らずに待つ:入れてすぐに動かすと、衣がはがれます。1分ほどして衣が固まったら、1回だけ返します。
- きつね色で引き上げる:全体がきつね色になったら引き上げます。15〜20cmのアジなら、合わせて2〜3分が目安です。
- 立てて油を切る:網の上に立てるように置くと、油がよく切れて、衣がべたつきません。

揚げ物の途中は、火のそばを離れないようにします。少ない油で作りたいときは、フライパンに深さ1〜2cmの油で揚げ焼きにしてもかまいません。その場合は途中で1回返し、両面をきつね色に焼きます。
さばくところから、衣をつけて揚げ、タルタルソースを作るまでの流れは、次の動画で見られます。
タルタルソースの作り方
アジフライには、ゆで卵の入ったタルタルソースがよく合います。
材料 | 分量 |
|---|---|
ゆで卵 | 1個 |
玉ねぎ | 1/8個 |
マヨネーズ | 大さじ3 |
レモン汁(または酢) | 小さじ1 |
塩・こしょう | 少々 |
- 玉ねぎを刻む:みじん切りにして水に5分ほどさらし、水気をしっかり絞ります。
- ゆで卵をつぶす:フォークで粗くつぶします。
- 混ぜる:玉ねぎ・ゆで卵・マヨネーズ・レモン汁を混ぜ、塩・こしょうで味をととのえます。
刻んだピクルスやパセリを加えると、さわやかな味になります。
アジフライがうまくいかない原因と防ぎ方
よくある失敗 | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
衣がはがれる | 水気が残っている、粉が厚い、揚げてすぐ触った | 水気を拭き、粉は薄く、衣が固まるまで触らない |
油っぽい | 油の温度が低い、一度にたくさん入れた | 170〜180℃を保ち、2〜3枚ずつ揚げる |
生臭い | 血合いの洗い残し、塩のあとの水気 | 血合いを洗い、塩をして出た水気を拭く |
外は焦げて中が生 | 油の温度が高すぎる | 180℃を超えないようにし、色を見て引き上げる |
身が反って丸まる | 小骨や腹骨の残り、身の縮み | 骨をていねいに取り、身側から揚げる |
冷凍して作り置きする
パン粉までつけたアジは、揚げる前の状態で冷凍できます。1枚ずつラップで包み、保存袋に入れて冷凍庫へ入れます。
揚げるときは、凍ったまま160〜170℃のやや低めの油に入れ、生のときより少し長めに、中まで火を通します。冷凍したものは、2週間ほどを目安に使い切ります。
まとめ
アジフライは、背開きにしたアジに薄く粉をつけ、170〜180℃の油で2〜3分揚げれば、衣はサクッと、身はふっくら仕上がります。釣ったアジで作る揚げたては、家族みんなが喜ぶ一皿です。
- 開き方:背開きにして、腹骨と小骨をていねいに取る
- 衣:小麦粉は薄く、パン粉は軽く押さえ、5分ほどなじませる
- 揚げ方:170〜180℃で2〜3枚ずつ。衣が固まるまで触らない

さばき方や、ほかの食べ方は次の記事にまとめています。
よくある質問
アジフライは背開きと腹開き、どちらがいいですか?
背開きがおすすめです。身がふっくら見え、揚げたときに形が整います。腹開きでも作れますが、腹の薄い身が揚がりすぎることがあります。
小さいアジでもアジフライにできますか?
10cmに満たない小アジは、開かずに丸ごと唐揚げや小アジの南蛮漬けにするほうが手軽です。12〜15cmあれば、背開きにしてアジフライにできます。
油の温度計がないときは、どう見分けますか?
乾いた菜箸を油に入れて、箸の先から細かい泡がすっと上がってくれば、170〜180℃の目安です。泡がほとんど出なければ低く、勢いよく泡立てば高すぎます。
衣に使うパン粉は、生パン粉と乾燥パン粉のどちらがいいですか?
どちらでも作れます。生パン粉はサクッと軽く、ふんわりした食感に、乾燥パン粉はカリッと香ばしい食感になります。
揚げたアジフライは、翌日も食べられますか?
冷蔵で翌日までが目安です。食べるときは、オーブントースターで温め直すと衣のサクッとした食感が戻ります。電子レンジだけで温めると、衣がしんなりします。


