小アジの南蛮漬け|下ごしらえ・二度揚げ・南蛮酢。小アジの南蛮漬けとご飯のイラスト

小アジの南蛮漬け
サビキで釣った豆アジを骨まで食べる、二度揚げの作り方

サビキ釣りでたくさん釣れる小アジ・豆アジで作る南蛮漬けの作り方をまとめます。指でできる下ごしらえ、骨まで食べられる二度揚げ、南蛮酢の分量、漬け込む時間、日持ちと保存、失敗の原因まで。

サビキ釣りで小アジや豆アジがたくさん釣れたら、南蛮漬けがおすすめです。頭から丸ごと揚げて甘酢に漬けるので、小さなアジも骨までおいしく食べられ、作り置きもできます。

この記事では、10cm前後の小アジ・豆アジで作る南蛮漬けを、下ごしらえ・二度揚げ・南蛮酢・漬け込みの順にまとめます。指でできる下ごしらえのくわしい手順は、アジのさばき方の「小アジ・豆アジの下ごしらえ」で説明しています。

結論:骨まで食べられる南蛮漬けの5つのポイント

ポイント

すること

下ごしらえ

エラと内臓を指で取り、水気をしっかり拭く

粉

小麦粉か片栗粉を薄くまぶし、余分をはたく

二度揚げ

160℃で5分ほど揚げて休ませ、180℃でもう一度カリッと揚げる

漬け込み

揚げたてを南蛮酢に入れ、30分以上おく

保存

清潔な容器で冷蔵し、早めに食べ切る

玉ねぎ・にんじん・ピーマンをのせた小アジの南蛮漬けのイラスト
頭から丸ごと食べられる小アジの南蛮漬け

材料(2〜3人分)

材料

分量

小アジ・豆アジ(10cm前後)

12〜15尾

玉ねぎ

1/2個

にんじん

1/3本

ピーマン

1個

小麦粉(または片栗粉)

大さじ3ほど

揚げ油

鍋の深さ3cmほど

南蛮酢の材料は次のとおりです。甘さと酸っぱさは、砂糖と酢の量で好みに合わせます。

南蛮酢

分量

酢

100ml

水(またはだし)

100ml

砂糖

大さじ3

醤油

大さじ2

みりん

大さじ2

赤唐辛子(輪切り)

1本分

小アジ・豆アジの下ごしらえ

10cm前後の小アジは、包丁を使わずに指で下ごしらえができます。

  1. ウロコを落とす:水を張ったボウルの中で、指の腹で尾から頭へこすります。
  2. ゼイゴを取る:10cmを超えるものは、尾側から包丁で薄くすき取ります。豆アジは揚げると気にならないので、取らなくてもかまいません。
  3. エラと内臓を取る:エラぶたを開いてエラを指でつまみ、腹のほうへ引くと、内臓がいっしょに取れます。
  4. 洗って拭く:腹の中を流水で洗い、キッチンペーパーで水気をしっかり拭きます。
内臓を残したまま揚げると、苦みが出て傷みも早くなります。数が多くても、エラと内臓だけは取っておきます。

野菜を切って、南蛮酢を作る

揚げる前に、漬ける準備をすませておきます。揚げたてをすぐ漬けると、味がよくしみます。

  1. 野菜を切る:玉ねぎは薄切り、にんじんとピーマンは細切りにします。
  2. 南蛮酢を作る:小鍋に酢・水・砂糖・醤油・みりんを入れて、ひと煮立ちさせます。火を止めて赤唐辛子を加えます。
  3. 野菜を漬ける:バットや保存容器に南蛮酢を移し、切った野菜を入れておきます。
南蛮酢をひと煮立ちさせると、酢のツンとした角がとれて、まろやかになります。

二度揚げ:骨までやわらかく食べるコツ

小アジを骨まで食べるには、低い温度でじっくり揚げてから、高い温度でもう一度揚げる「二度揚げ」にします。

  1. 粉をまぶす:小アジの表面と腹の中に、小麦粉か片栗粉を薄くまぶし、余分な粉をはたきます。
  2. 160℃で5分ほど揚げる:返しながら、泡が小さくなるまで揚げて取り出します。
  3. 数分休ませる:網の上で休ませ、余熱で中まで火を通します。
  4. 180℃でもう一度揚げる:油の温度を上げて、もう一度揚げます。泡がほとんど出なくなり、カリッとしたら引き上げます。
鍋の油で揚がっていく小アジと、油切りの網のイラスト
160℃でじっくり、180℃でカリッと
一度にたくさん入れると油の温度が下がり、ベタッと仕上がります。鍋の油の表面が半分ほど見えるくらいの量ずつ揚げます。揚げ物の途中は、火のそばを離れないようにします。

南蛮酢に漬け込む

  1. 揚げたてを漬ける:揚げた小アジを、熱いうちに南蛮酢に入れます。ジュッと音がするくらいがちょうどよく、味がよくしみます。
  2. 野菜をのせる:漬けておいた野菜を上にのせ、全体に南蛮酢が回るようにします。
  3. 30分以上おく:30分ほどで食べられます。半日から一晩おくと、骨までやわらかくなり、味もなじみます。
南蛮酢と野菜を入れた保存容器に、揚げた小アジを漬けているイラスト
揚げたてを、熱いうちに南蛮酢へ

豆アジの下処理から、二度揚げ、南蛮酢への漬け込みまでの流れは、次の動画で見られます。

日持ちと保存

南蛮漬けは、酢に漬けてあるので作り置きに向きます。清潔な保存容器に入れて冷蔵し、4〜5日を目安に食べ切ります。料理店のレシピでは「冷蔵で1週間ほど」とするものもありますが、家庭では早めに食べるほうが安心です。

  • 取り分けるときは、清潔な箸で:口をつけた箸を入れると、傷みが早くなります。
  • お弁当に入れるときは、汁気を切る:キッチンペーパーで南蛮酢を軽く切ってから詰めます。

南蛮漬けがうまくいかない原因と防ぎ方

よくある失敗

原因

防ぎ方

骨が硬い

揚げ方が足りない、漬ける時間が短い

二度揚げにし、半日以上漬ける

衣がベタッとする

油の温度が低い、一度にたくさん揚げた

量を分けて揚げ、2度目は180℃でカリッと

苦い・生臭い

内臓や血合いが残っている

エラと内臓を取り、腹の中を洗う

酸っぱすぎる

南蛮酢を煮立てていない

ひと煮立ちさせ、砂糖で調える

味がしみない

冷めてから漬けた

揚げたての熱いうちに漬ける

まとめ

サビキ釣りで釣れた小アジや豆アジは、指で下ごしらえをして、二度揚げにしてから南蛮酢に漬ければ、頭から骨まで丸ごと食べられます。たくさん釣れた日の作り置きにも、翌日のお弁当にもぴったりです。

  • 下ごしらえ:エラと内臓を指で取り、水気をしっかり拭く
  • 揚げ方:160℃でじっくり、休ませて180℃でカリッと二度揚げ
  • 漬け方:揚げたてを南蛮酢へ。半日おくと骨までやわらかい
海辺の公園で、小アジの南蛮漬けのお弁当を広げる家族のイラスト
釣った翌日は、南蛮漬けのお弁当を持って海辺へ

さばき方や、ほかの食べ方は次の記事にまとめています。

よくある質問

豆アジは頭を付けたまま揚げても大丈夫ですか?

大丈夫です。10cmくらいまでの豆アジなら、二度揚げにすると頭も骨もカリッと食べられます。ただし、エラと内臓は取っておきます。苦みが残り、傷みも早くなるためです。

南蛮漬けは何日もちますか?

清潔な容器に入れて冷蔵し、4〜5日を目安に食べ切ります。取り分けるときは清潔な箸を使い、常温に長く置かないようにします。

片栗粉と小麦粉、どちらがいいですか?

どちらでも作れます。片栗粉はカリッと軽い衣に、小麦粉は南蛮酢をよく吸ってしっとりした衣になります。両方を半分ずつ混ぜても作れます。

少ない油で作る方法はありますか?

フライパンに深さ1cmほどの油を入れ、返しながら揚げ焼きにしても作れます。骨まで食べたいときは、弱めの中火でじっくり焼き、仕上げに火を強めてカリッとさせます。

15cmくらいのアジでも南蛮漬けにできますか?

できます。15cm前後のアジは骨が硬いので、三枚におろして身を食べやすい大きさに切り、揚げてから漬けるのがおすすめです。